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「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」を先ほど読み終わりました。 ライトノベル作家の西尾維新が書いてるわけですが、 作者の本を読むのは初めてなんでそれを前提に感想書いてきます。 デスノートといえば頭脳戦なんですが今回はほとんど駆け引きはなく、 ミステリーと言うよりはデスノートのラノベ版って感じですね。 なんというかラノベとミステリーを半端に錬成した微妙な作品になってました。 犯人の残しているもの一つ一つが難しいというよりややこしいだけで、 難易度Lの事件という割にはそれほど凄い事件という訳でもなく、 あっと驚くようなトリックでもない普通の密室トリックで 名探偵コナンなら1週で解決してしまいそうです。 犯人が天才的な犯罪者という割にはそれ程頭が良さそうに見えないのも痛い。 頭がいいと言うよりは単に小難しいだけにしか見えません。 レクター博士みたいな殺人鬼のカリスマ性や知性が感じられないんですよね。 作者は有名なラノベ作家ですが、やっぱりラノベ作家では畑違いではないかと。 ミステリー作家が書いた方がもっと面白くなったような気がします。 自分はラノベも読む人間ですからラノベ否定派ではありません。 細かい小ネタや原作を知っていればわかるネタが随所にあり、 原作ファンやラノベファンには十分楽しめる作品だとは思います。 自分はなるべく感想を書くときは好意的に書くようにしてるんですが、 千円を超える値段の小説だと考えるとどうしても辛口にならざるを得ません。 定価が700円くらいだったら十分許容できる範囲の作品なんですけど、 ちょっと高すぎるよねぇ。 PR |
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