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ウェブ進化論で有名なコンサルタント梅田望夫氏と作家平野啓一郎氏の対談を書籍化した本です。今年はYouTubeやWeb2.0が話題になりましたね。「続きはウェブで」というCMも徐々に出てきたり、まだリアルに影響力は小さいとは言え、Webの影響力は無視できないくらいにまで成長してきました。
この本はウェブの力によって今後世界はどのような方向性に進んでいくのか、シリコンバレーの最前線にいる人の話としてとてもためになりました。 面白いと思ったのは現実に不満がある人ほどウェブにはまりやすい、という話。今年はMixiなどSNSも急成長しましたが、現実で自分と趣味が合う人を捜すのは大変ですが、ネットならちょっと検索すれば自分と嗜好が合う人は比較的簡単に見つけられます。また、ネットでは匿名性が高い分、簡単に別人格を作り出せ、ネトゲで理想の自分を演じることもできます。こうやって考えると、甘い汁だらけの中よく自分はネット廃人にならなかったなーとも思えます(笑 自分の場合はインターネットが広まり始めた頃からネットを始めてますが、常にネットとリアルが完全に切り離せなかったんですよね。ホームページを作った時はリアルの友人が関わってましたし、ネットゲームを始めた時はすでに社会人ですし、このブログもリアルの友人が見てます。どうしてもリアルが入ってしまうとどこかでリミッターがかかってしまうんですよ。そこが自分にとって一部ストレスになっているところもありますが、ある程度ネットに対して冷静になれる要因にもなってますね。 現在進行形で情報が爆発的に増えていくネットの世界で、すべてを知識として自分の頭の中に蓄えることは無理なわけで、有益な情報をどうフィルタリングしていくかは重要なテーマですよね。この本の中では検索エンジンが強化されればフィルタリングもやりやすくなるとか書かれてますがしばらくは自分の経験値で身につけていくしかなさそうです。 他にも書きたいことが色々あるんですが力尽きましたのでこれくらいで。 この対談にはネットの中で自分の情報をコントロールするには、とか本はなんだかんだで生き残るんじゃないかとか面白い話が色々ありますので、どのようにウェブと向き合っていくかを考える上でも役に立つ1冊だと思います。 ただ、読んでてちょっとGoogleをほめ過ぎだなと思うところがありました。自分もGoole好きですし考え方も技術も含め凄い連中だと思いますが、もうちょっと日本の2chも評価してもいいんじゃないかと思います。負の面もあるけど、日本でリアルタイムで何か情報を得るには何だかんだで2chが最強だと自分は思います。 PR |
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